『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』@<ジョージー・ルーク>監督
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16歳でフランス王妃となりながら、フランス王フランソワ2世崩御により18歳で未亡人となった「メアリー」は、故郷のスコットランドに帰国。再び王位の座に就きますが、当時のスコットランドではプロテスタント教徒の勢力が増しており、彼らは女性君主は神の意に反すると、女王「メアリー」の存在を快く思っていませんでした。「メアリー」は家臣の陰謀や内乱などによって何度も王座を追われそうになり、厳しい運命に翻弄されていきます。
一方、イングランドを統治する「エリザベス」は、自分と違い美しく、結婚もして子どもを産んだ「メアリー」に、複雑な思いを抱いていました。王位継承権をめぐりライバルもである「メアリー」と「エリザベス」は、複雑な感情を抱きながらも互いに魅了されていき、男性社会の中で孤軍奮闘する女性として激動の時代を駆け抜けていきます。<ケイト・ブランシェット>主演の『エリザベス』(1998年・監督: シェーカル・カプール)を手がけたプロデューサー陣が、「エリザベス」と同時代に生きた「メアリー」に着目して製作しています。
「メアリー」役を<シアーシャ・ローナン>、「エリザベス」役を<マーゴット・ロビー>がそれぞれ演じています。監督は、ロンドンの演劇界で活躍する女性演出家で、映画監督は、これがデビュー作となる<ジョージー・ルーク>が務めています。