2人に1人が高齢者という山口県周防大島で診療所と介護施設を営む医師の<岡田仁志>さんを追ったドキュメンタリー『結びの島』が2021年1月9日より全国で公開されます。
平成27年の国勢調査では人口1万7000人余りで高齢化率が51.9%と、全国でもその人口規模に比して飛び抜けた高齢化率となっている周防大島町。
この島で無床の診療所と複合型コミュニティ介護施設を営む医師の<岡原仁志>さんは、日々の医療・介護活動を通じて、豊かな老後を過ごすために医療や介護はどうあるべきかを問い続けています。
島では、在宅や農作業中に死亡した島民がすぐに発見されず、その結果変死として処理されることになるなど、将来的には都市部でも起こりうる、高齢化に伴う問題が起こっています。そうしたさまざまな問題を提起しながら、その解決のために活動する岡原医師たちの姿を通し、高齢者が安心して暮らせる社会のためのヒントを探っていきます。
監督は、『いのちがいちばん輝く日 あるホスピス病棟の40日』(2013年) ・ 『四万十 いのちの仕舞い』 (2018年)など地域医療や受け継がれる命をテーマにしたドキュメンタリーを手がけている<溝渕雅幸>が務めています。
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