日経平均株価(1月6日)@終値2万7055円94銭
Jan
6
米上院決選投票で民主党が勝利するとの観測から米株価指数先物相場が下落し、東京市場でも値がさ株を中心に売られて指数を押し下げました。もっとも割安(バリュー)株には買いが入り、一段の下落に歯止めがかかったもようです。
米ジョージア州での決選投票を巡り、神経質な動きが続きました。日経平均は前日まで3日続落していたこともあり、値ごろ感からの買いで朝方は上昇する場面もありました。ただ、開票速報が進むにつれて民主党が勝利するとの観測が強まり、大統領と上下両院を同党が握ることで増税や規制強化が進みやすくなるとの警戒感が広がりました。
時間外取引で米長期金利が1%に上昇すると、割高感のある成長(グロース)株への売り圧力が強まり、日経平均は一時節目の2万7000円を割り込む寸前まで下げました。半面、「リバーサル(株価反転)への期待が高まった」ことでバリュー株が買われ、下げ渋っています。
東証1部の値下がり銘柄数は686と、全体の約3割にとどまり、値上がりは1428と6割を超え、変わらずは72銘柄でした。