野村ホールディングス(HD)は30日、今年3月に米国子会社による顧客との取引を巡り巨額の損失が発生した問題で、損失額の合計金額が計3111億円に上ったと発表しています。関係者によりますと、顧客は米ヘッジファンド「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」です。 すでに2021年3月期連結決算で2457億円を、21年4~6月期で654億円を損失として計上しています。 野村HDの米国子会社は「アルケゴス」に資金を貸すなど株取引に関するサービスを提供していました。今年3月、「アルケゴス」が取引していた銘柄の株価急落をきっかけに損失が膨らんでいました。