ダウ平均株価(9月1日)@終値3万5312ドル53セント
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朝方発表の8月の全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が前月比37万4千人増と市場予想の(60万人増)を大幅に下回りました。新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大が雇用増加の妨げになったとの指摘もあり、景気回復の鈍化が懸念されています。
一方、雇用回復の遅れが金融緩和の長期化につながるとの見方は投資家心理の支えとなっています。3日発表予定の8月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想(72万人増)を下回るようであれば、米連邦準備理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和の縮小)の開始決定が11月以降になる可能性が高まります。
ダウ市場は、月初ということもあり主力ハイテク株中心に資金が流入しており、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比50.146ポイント高の1万5309.381で終えています。