ダウ平均株価(12月14日)@終値3万5544ドル18セント
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製薬のファイザーが14日、同社の飲み薬「パクスロビド」が新型コロナウイルスの「変異株(オミクロン)」に効果があるとの分析結果を発表しています。米国でも感染者が再び増加していますが、行動規制などによる景気への影響は限られるとの見方から買いが優勢で始まりました。
朝方発表されました11月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比(9.6%)上昇と比較可能な2010年11月以降で最大の伸びとなりました。前月比(0.8%)上昇と前月(0.6%上昇)から伸びが加速し、市場予想(0.5%上昇)も上回っています。インフレが加速しているとの見方から、米債券市場では長期金利が一時(1.46%)と前日比(0.05%)上昇しました。利上げ前倒し観測が広がりました。
半面、長期金利上昇で相対的な割高感が強まるハイテク株など高PER(株価収益率)銘柄は売りが先行し、相場の上値を抑えています。