ダウ平均株価(12月23日)@終値3万5950ドル56セント
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新型コロナウイルスの「変異株(オミクロン)」の感染による入院や重症化のリスクが低いとの調査結果を好感した買いが入り、景気敏感株が値を上げています。
「変異株(オミクロン)」は、英インペリアルカレッジ・ロンドンの22日の発表によれば、感染者は1晩以上の入院が必要となるリスクがデルタ型に比べ(40~45%)低く、今週は英エディンバラ大学や南アフリカでも、オミクロン型は他の変異型に比べ入院する可能性が大幅に低いとの調査結果が明らかになっています。厳しい行動制限が課され、経済活動が停滞することへの警戒感が後退しています。
23日発表の週間の新規失業保険申請件数は20万5000件と前週から横ばいとなり、市場予想(20万6000件)を下回っています。労働市場の堅調ぶりを改めて確認できたことも投資家心理に好感を与えています。
IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は131・48ポイント高の1万5653・37で終えています。