「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」完成
Mar
17
市道の上空を活用し、大阪神ビルディング(1963年完工)と新阪急ビル(1962年完工)を建て替える同計画。全体を2期に分け、2014(平成26)年から工事を進めてきました。2018(平成30)年には1期工事(新阪急ビルと大阪神ビルディング東側)が完成し、阪神梅田本店が部分開業しています。
2期では大阪神ビルディング西側部分に高層オフィスビルを建設。全体が完成したことで、地下3階、地上38階、高さ190メートル、敷地面積約1万2200平方メートル、延べ床面積約26万平方メートルの巨大複合施設となりました。施設は百貨店ゾーン、オフィスゾーン、大小2つのホールからなるカンファレンスゾーン、屋上広場で構成されています。オフィスゾーンの入居テナントには、ダイキン工業、東洋紡、エイチ・ツー・オー・リテイリングなどが決定しています。
オフィスゾーンには、入居企業が使える専用のサポートフロア「WELLCO(ウェルコ)」を設置し、栄養士が監修した料理が食べられるカフェや、ミーティングに使えるラウンジ、フィットネスジムなどを提供します。低層階の屋上には木々を植えて憩いの場を設けるなど、オフィスワーカーの健康増進を図ります。地下道や歩道の拡幅整備、歩道橋の美装化や耐震性の向上など周辺整備にも取り組んでいます。オフィスゾーンが3月に開業するのを待ち、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」(大阪市北区梅田1)としての全面開業を予定しています。
地下食品売り場の一部で工事が続く阪神梅田本店も、4月6日にグランドオープンすることが決まっています。全面開業に伴い、4月1日には阪急うめだ本店が入る梅田阪急ビル(角田町)を「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称し、近接する両ビルを「大阪梅田ツインタワーズ」と総称することになります。