ダウ平均株価(5月9日)@終値3万2245ドル70セント
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午前9時50分では前週末比490ドル84セント安の3万2408ドル53セントで推移し、(3月8日)に付けた年初来安値「3万2632ドル64セント」を下回っています。
米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な金融引き締めへの警戒感が根強い中、エネルギー株やIT株などが売られています。午前11時26分現在、ダウは前週末終値比611.97ドル安の3万2287.40ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は440.50ポイント安の1万1704.16でした。
インフレ加速や金融引き締めへの警戒感から米長期金利が(3.2%)まで上昇し、ハイテクなど高PER(株価収益率)株を中心に売りが出ています。中国景気の減速懸念も相場の重荷となっています。
11日に4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、インフレ懸念から金利先高観が強く、9日発表の中国の4月の貿易統計で輸出の伸びが大幅に鈍化しています。中国では新型コロナウイルス感染防止のための都市封鎖や行動制限が続いており、経済停滞が長引くと警戒されています。ウクライナ戦争の長期化も懸念材料です。
売りが売りを呼ぶ展開となり終値は、前週末比653ドル67セント(1.99%)安の3万2245ドル70セントで取引を終え、(3月8日)以来となる年初来安値を更新しています。ハイテク株中心のナスダック総合指数は521.41ポイント安の1万1623.25と、2020年11月以来約1年半ぶりに1万2000台を割り込んで終えています。