ダウ平均株価(12月30日)@終値3万3147ドル25セント
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米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが米景気や企業業績を圧迫するとの警戒感が根強く、前日に上昇が目立った消費関連や景気敏感株への売りが相場を押し下げました。米長期金利が1カ月半ぶりの高水準に上昇し、株式の相対的な割高感が意識されたのも売りを誘いました。
米長期金利は前日終値(3.82%)でしたが、一時(3.90%)と11月中旬以来の高さとなりました。年末を前に持ち高調整の買いが入り、取引終了にかけて下げ渋っています。
ダウ平均は年間で3191ドル(8.8%)下落しています。下落は4年ぶり。下落幅、下落率ともにリーマン・ショックのあった2008年(4488ドル、33.8%安)以来の大きさでした。
インフレに対応し(FRB)が3月に利上げを開始し、その後も急ピッチの利上げを続けた。長期金利が上昇し、高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテクを中心に売られました。秋以降はインフレピークアウトを見込んだ買いが入る半面、欧州を含めた世界的な金融引き締めが景気を冷やすとの懸念が上値を抑えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反落でした。前日比11.605ポイント(0.1%)安の1万0466.482で終え、年間では5178ポイント(33.1%)下落しています。下落率は2008年(40.5%)以来の大きさとなっています。
S&p500種株価指数は前日比(0.3%)安の3839.50で終え、年間の下落率は(19.4%)とナスダックと同様2008年(38.5%)以来の大きさとなっています