ダウ平均株価(4月4日)@終値3万3402ドル38セント
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減産体制で米原油先物相場が連日で上昇しており、一時は「1バレル81ドル台後半」と期近物として1月以来の高値を付けています。原油高がインフレの高止まりを招くとして、景気の先行きへの懸念が出ています。業績が景気に左右されにくいディフェンシブ株に資金が流れています。
4日午前には2月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表され、求人件数が993万件と2カ月連続で減っています。1000万件を下回るのは2021年5月以来となり、1050万件程度を見込んでいた市場予想にも届いていません。3日には3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が2020年5月以来の水準に低下しており、弱めの経済指標が続いたことで米景気の先行き不透明感が強まりました。
終値は5営業日ぶりに反落し、前日比198ドル77セント(0.59%)安の3万3402ドル38セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比63.126ポイント(0.52%)安の1万2126.327でした。