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- ダウ平均株価(11月10日)@3万4283ドル10セント
10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日ぶりに反発して始まりました。前日の株売りの背景にありました米長期金利の上昇が一服し、株式市場のリスク回避姿勢が和らいでいます。
10日朝の米債券市場では長期金利が(4.5%台後半)と、前日終値(4.63%)を下回って推移しています。9日には米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>の国際通貨基金の会合での発言が金融引き締めに積極的な「タカ派」寄りと受け止められています。米財務省の実施した30年物国債の入札が「低調」と受け止められたこともあって、同日には長期金利が上昇していました。
このところ米株式相場は長期金利の動きに左右される面が大きく出ています。10日の米株市場では、金利の低下を支援材料に主力銘柄に買いが入り、もっとも、市場には米国の物価上昇や労働市場の過熱がどの程度落ち着いているのかを見極めたいという雰囲気があります。来週には10月の米消費者物価指数(CPI)や米小売売上高といった指標の発表が控えています。週末とあって、積極的に買いを入れる動きは限られました。
終値は3営業日ぶりに続伸、前日比391ドル16セント(1.15%)安の3万4283ドル10セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比276.66ポイント(2.05%)高の1万3798.11でした。 S&P500種は、前日比67.89ポイント (1.56%)高の4415.24でした。
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