『ありふれた悪事』@<キム・ボンハン>監督
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捏造捜査を命じられ陰謀に巻き込まれていく刑事を主人公に、軍事独裁時代末期の韓国の暗部を描いた『ありふれた悪事』が、2017年12月9日より公開されます。
荒っぽいところはあるが正義感が強く、家族思いの平凡な刑事「カン・ソンジン」は、大統領直属の情報機関・国家安全企画部の室長「ギュナム」から呼び出しを受けます。ある事件で逮捕した男が連続殺人事件の犯人であることを告げられ、裏付け捜査への協力を命じられた「ソンジン」は、捜査を進めていく中で、男が連続殺人事件の犯人でないことを気づいてしまいます。
連続殺人犯の逮捕は国民の目を欺くため、「ギュナム」が仕かけた完全な捏造でした。多額の報酬、足の不自由な息子の治療援助と引き換えに、「ソンジン」に捏造捜査の続行を命じる「ギュナム」でした。
その一方で、「ソンジン」の大親友である記者の「ジェシン」は捜査に疑いの目を向け、国家安全企画部の陰謀を暴いていきます。
主人公の刑事「カン・ソンジン」役を<ソン・ヒョンジュ>、黒幕の国家安全企画部長「ギュナム」役を<チャン・ヒョク>がそれぞれ演じ、監督は<キム・ボンハン>が務めています。