9日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米経済の軟着陸(ソフトランディング)や米企業の業績改善への期待が根強く、主力株の一部に買いが入っています。ただ、ダウ平均株価は連日で過去最高値を更新していた後で利益確定売りが出やすく、下げる場面もありました。
前週から今週にかけて発表になりました経済指標が米景気の底堅さを示し、株式相場を支えています。人工知能(AI)需要が業績を押し上げ、好決算を発表する米企業も目立ち、企業業績の改善期待が根強く、買いにつながっています。
ダウ平均株価は連日で最高値を更新し、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は節目の5000を上回っています。目先の利益を確定する目的の売りが出やすい状況でした。
終値は、前日比54ドル64セント(0.14%)安の3万8671ドル69セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比196.95ポイント(1.25%)高の1万5990.66でした。
S&P500種株価指数は、前日比28.70ポイント (0.57%)高の5026.61でした。