「1ドル=150円77銭」
Feb
13
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比1円40銭の円安・ドル高の「1ドル=150円70〜80銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=150円88銭」と昨年11月中旬以来の安値を付けています。円の高値は「1ドル=149円23銭」でした。
13日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回りました。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が一段と後退し、円売り・ドル買いが広がっています。
1月の(CPI)は前年同月比(3.1%)上昇でした。上昇率は前月(3.4%)から減速したものの、市場予想(2.9%)を上回っています。エネルギーと食品を除くコアの伸び率も(3.9%)と市場予想(3.7%)以上でした。インフレの沈静化が遅れ、(FRB)の利下げが市場の想定より後にずれるとの観測が強まっています。
また13日の米債券市場では長期金利が大きく上昇。日米金利差が拡大したのも円売り・ドル買いに傾いています。