24日、第74回ベルリン国際映画祭で授賞式が開かれ、長編コンペティション部門最高賞の金熊賞に、フランスの<マティ・ディオップ>監督によるドキュメンタリー『ダホメ』が選ばれています。仏植民地時代の西アフリカ・ベナンから奪われた美術品の返還問題を扱っています。
短編部門に出品されました<泉原昭人>監督のアニメーション『カワウソ』は受賞を逃しています。
また、イスラエルによるヨルダン川西岸の占領に翻弄されるパレスチナ社会を記録した『ノー・アザー・ランド』がドキュメンタリー賞を受賞しています。パレスチナ人活動家とイスラエル人ジャーナリストらが共同監督を務めています。