10日(日本時間11日)、米映画芸術科学アカデミーが主催する第96回アカデミー賞の授賞式が米ロサンゼルスで行われ、<宮﨑駿>監督(83)の長編アニメ映画
『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を受賞しました。2003年の
『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりのオスカー獲得となりました。
本作は、<宮﨑駿>監督にとって
『風立ちぬ』以来、10年ぶりの長編新作として、母親を火事で失った少年が主人公の冒険ファンタジーを描いています。
国内では昨年7月に公開され、興収88億円を突破。北米では昨年12月に『The Boy and the Heron』の英題で公開され、<クリスチャン・ベール>、<デイヴ・バウティスタ>、<ジェンマ・チャン>、<ウィレム・デフォー>ら豪華な英語吹き替え版キャストが話題になり、欧州など世界で大ヒットしています。
1月には、米アカデミー賞の前哨戦と位置づけられる
「第81回ゴールデン・グローブ賞」でアニメーション映画賞を受賞。同賞を日本人監督が初受賞する快挙を達成しており、オスカー獲得にも期待の声が高まっていました。