10日、米労働省が発表しました3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比「3.5%上昇」でした。伸び率は前月(3.2%)から2カ月連続で拡大し、市場予想(3.4%)も上回っています。インフレ圧力の根強さが改めて示されています。 変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は(3.8%)上昇で、伸び率は前月と変わらず。インフレ鈍化があまり進んでいない状況が浮き彫りとなりました。 連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期が想定より遅れ、今年後半にずれ込むとの見方が台頭しそうです。