12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反発し、前日比5銭円高・ドル安の「1ドル=153円20〜30銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=152円60銭」、円の安値は「1ドル=153円33銭」でした。
12日の米株式相場の下落や中東の地政学リスクの高まりを受け、リスク回避の円買い・ドル売りが入りました。
12日の東京市場では一時「1ドル=153円39銭台」近辺と、1990年6月以来およそ34年ぶりの安値を連日で付けたあとで、持ち高調整の円買い・ドル売りが出ていますが、米国のインフレ沈静化に時間がかかり、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始が市場の想定より遅れるとの見方は引き続き円相場の重荷となっています。