「1ドル=157円26銭」
May
31
5月31日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比45銭円安・ドル高の「1ドル=157円20〜30銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=157円34銭」、高値は「1ドル=156円56銭」でした。
31日のダウ工業株30種平均株価が大幅高になったことに加え、月末のドル需要の高まりで円売り・ドル買いが優勢他でした。
31日の米株式市場でダウ平均は574ドル高で終えています。投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円売り・ドル買いに流れています。
円相場は上昇する場面もありました。朝発表の4月の米個人消費支出(PCE)物価指数がおおむね市場の想定に沿った結果となっています。インフレ加速への警戒が和らぎ、米債券市場で米長期金利が低下(債券価格は上昇)しました。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りがはいりました。
日本の財務省が31日発表しました4月26日〜5月29日の為替介入は、9兆7885億円でした。4月29日と5月2日に円買い・ドル売りの為替介入に動いたとみられていました。市場では、覆面介入実績が確認されたことで、円相場が大きく下落した場合には、為替介入への警戒が再び高まるとみられています。