26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げに動くとの見方が後退したのを背景に米長期金利が上昇。金利と比べた株式の相対的な割高感が意識され、主力株に売りが出ています。
米長期金利は前日終値の(4.25%)を上回る(4.3%前後)で推移しています。前日に(FRB)の<ボウマン理事>など複数の(FRB)高官が利下げを急がない姿勢を示しました。(FRB)が9月に利下げに転じるとの期待が薄れ、米株相場の重荷になっています。
もっとも、ダウ平均株価の下値は堅く、ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、物流のフェデックスが大幅高で始まりました。25日夕発表の四半期決算が市場予想以上の内容でした。輸送株の値動きは景気の先行指標とされ、米経済は底堅いとの見方が改めて意識されています。
ダウ平均株価は、前日比15ドル64セント(0.040%)高の3万9127ドル80セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比87.50ポイント(0.49%)高の1万7805.16でした。
S&P500種株価指数は、前日比8.60ポイント (0.16%)高の5477.90でした。