「1ドル=155円22銭」
Jul
23
24日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇しました。12時時点は「1ドル=155円28〜29銭」と前日17時時点と比べて75銭の円高・ドル安でした。12時すぎには「1ドル=155円07銭」近辺と6月5日以来およそ1カ月半ぶりの高値をつけています。
日米で近く金融政策が変更されて金利差も縮小に向かうとの見方から、これまで積み上がった円売り・ドル買いの持ち高を解消する動きが加速しました。
23日発表されました6月の米中古住宅販売件数が市場予想を超えて落ち込むなど米景気の減速感が強まっています。米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ開始が確実視されるなか、政府関係者の発言もあって日銀は30〜31日に開く金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの思惑がくすぶっています。日米で大きく開いた金利差が縮小していくとの見方から円買い・ドル売りが活発となりました。
24日は上昇する場面がありました日経平均株価が、前日比85円55銭(0.22%)下落して午前の取引を終えるなど、日本株の上値の重さが目立っています。米株式相場も主要3指数が軟調で投資家心理が悪化するとして「低リスク通貨」とされる円には買いが入りました。