本日<13:00>より「NHKーBS」にて、1955年1月15日より劇場公開されました、日本映画を代表するメロドラマとして語り継がれています『浮雲』の放送があります。
戦後の荒廃した日本を舞台に、腐れ縁の男女の愛の顛末を描いています。戦時下の昭和18年。タイピストとしてインドシナへ渡った「幸田ゆき子」は、技師の「富岡兼吾」と出会います。。「富岡」には日本に残してきた妻がいましたが、2人は恋に落ちます。
終戦後、「富岡」は「ゆき子」に妻との離婚を約束して日本へ戻りますが、遅れて帰国した「ゆき子」が東京の「富岡」の家を訪ねると、「富岡」はいまだに妻と暮らしていました。そんな「富岡」に失望した「ゆき子」は「富岡」と別れ、米兵の情婦になりますが、結局離れることはできず、2人は不倫の関係をずるずると続けていきます。
ヒロイン「幸田ゆき子」を<高峰秀子>、相手役の「富岡」を<森雅之>、「おせい」に<岡田茉莉子>、「伊庭杉夫」に<山形勲>、「富岡の妻・邦子」に<中北千枝子>、「向井清吉」に<加東大介>ほかが出演、監督は<成瀬巳喜男>が務め、若き日の<岡本喜八>がチーフ助監督を務めています。