18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比15銭円高・ドル安の「1ドル=142円20〜30銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=140円45銭」、安値は「1ドル=142円71銭」でした。
円相場は、(FOMC)の結果発表後に「1ドル=140円台半ば」まで上昇する場面がありました。市場では利下げ幅が(0.25%)になるか(0.5%)になるかで見方が割れていたため、大幅利下げの決定を受けて円高・ドル安が加速しています。米長期金利は水準を切り下げる場面があり、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りも入りやすい状況でした。
もっとも、円は買い一巡後に「1ドル=142円台」に再び下落しています。(FOMC)後に公表されました委員らの政策金利見通しでは、年内残り2回の会合で計(0.5%)の利下げ方針を示しています。市場の一部ではより大幅な利下げがあるとの予想もあったため、投機筋が事前に形成した円買い・ドル売りポジションの解消に動いたようです。