「１ドル＝１５０円７５銭」

２１日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前週末比１円２５銭円安・ドル高の「１ドル＝１５０円７５〜８５銭」で取引を終えています。一時は「１ドル＝１５０円８８銭」と約２カ月半ぶりの円安・ドル高水準を付けています。円の高値は「１ドル＝１４９円７４銭」でした。

米経済の底堅さを背景に、米国の利下げが緩やかなペースになるとの見方が広がっています。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが出ています。

米債券市場では長期金利が前週末比（０．１１%）高い（４．１９%）と、７月下旬以来の高水準で取引を終えています。

このところ発表された米経済指標は消費や雇用の底堅さを示しています。アトランタ連銀が月次統計をもとに米実質国内総生産（ＧＤＰ）を算出する「ＧＤＰナウ」は前週末１８日時点で、７〜９月期の経済成長率は前期比年率（３．４%）を見込んでいました。

市場は、（ＦＲＢ）は想定していたほど利下げを急がないとの見方に傾いているとみられており、ドルは主要通貨に対して買われやすい地合いが続いています。

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