神戸：ファルコンの散歩メモ

４日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前週末比８５銭円高・ドル安の「１ドル＝１５２円１０〜２０銭」で取引を終えています。円の高値は「１ドル＝１５１円６４銭」、安値は「１ドル＝１５２円１９銭」でした。

 

５日投開票の米大統領・議会選挙を控えて持ち高調整の円買い・ドル売りに流れています。米長期金利の低下も円高・ドル安につながりました。

 

円相場は、関税の強化などインフレ圧力を高める政策を打ち出す共和党候補の＜トランプ前大統領＞が大統領選で勝利するとの見方などを背景に１０月に大きく円安・ドル高が進みました。ただ、米メディアによる世論調査によれば＜トランプ＞氏と民主党候補の＜ハリス副大統領＞の支持率は拮抗しています。選挙の行方は見極めにくく、これまで円売り・ドル買いに傾いていた持ち高を修正するための円買い・ドル売りが入っています。

 

一部の世論調査によれば、＜トランプ＞有利とみられていたアイオワ州で＜ハリス＞の支持率が＜トランプ＞を上回っています。賭けサイトでは＜トランプ＞の勝利を織り込む確率は１０月末に比べて低くなっているようです。４日の米長期金利が低下して日米金利差が縮小したこともあり、＜トランプ＞の勝利を意識した円売り・ドル買いが一部巻き戻されたのも円相場の上昇を後押ししています。