3日の東京外国為替市場で、円相場は反発でした。17時時点では前日の同時点に比べ32銭の円高・ドル安の「1ドル=149円92〜94銭」で推移しています。日銀の早期利上げ観測がくすぶるなか、米連邦準備理事会(FRB)は今月も利下げするとの見方が広がり、金融政策方針の違いを意識した円買い・ドル売りが優勢でした。
(FRB)の<ウォラー理事>が、2日の講演で「追加利下げを支持する立場に傾いている」などと述べています。(FRB)が17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに動くとの見方が強まりました。
国内では日銀の<植田和男総裁>のインタビュー記事を受け、18〜19日の金融政策決定会合で利上げするとの思惑が出ています。日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入り、朝方に一時「1ドル=149円50銭」近辺まで上昇しています。