「1ドル=157円93銭」
Dec
26
26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前営業日の24日に比べ1円円安・ドル高の「1ドル=157円95銭〜158円05銭」で取引を終えています。
一時は,「1ドル=158円09銭」近辺と(7月17日)以来5カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けています。日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが優勢でした。円の高値は「1ドル=157円60銭」でした。
26日朝発表の週間の米新規失業保険申請件数は「21万9000件」と、市場予想(22万5000件)に反し、前の週(22万件)から減少でした。労働市場が底堅さを保っており、米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍化するとの見方を強めています。米債券市場で長期金利は一時(4.64%)と5月以来の高水準を付けています。
日銀が追加利上げを急がない姿勢を示すなか、27日には前週に開催した日銀の金融政策決定会合の主な意見が発表されます。市場では、利上げに消極的な『ハト派』の内容になれば、一段と円安が進む可能性があり、円が売られやすかったようです。