「１ドル＝１５５円２３銭～１５５円２５銭」

２４日の東京外国為替市場で、円相場は３営業日ぶりに反発でした。１７時時点では前日の同時点に比べ１円２３銭の円高・ドル安の「１ドル=1１５５円３７〜３８銭」で推移しています。日銀がこの日まで開いた金融政策決定会合で追加利上げに踏み切り、物価見通しを上方修正しました。日銀が今後も利上げを続けるとの見方から、円買い・ドル売りが入りました。

日銀は２４日まで開いた決定会合で政策金利を（０．２５%）引き上げて（０．５%）程度にすると決めています。あわせて公表しました「経済・物価情勢の展望（展望リポート）」では、２０２６年度までの物価見通しを前回（２０２４年１０月）から軒並み上方修正しています。日銀が利上げを続けることが意識されて、円買い・ドル売りが入りました。

２４日午後、日銀の＜植田和男総裁＞は、記者会見に臨み、経済・物価情勢について「先行き、見通しが実現していく確度は高まってきている」などと述べ、円買い・ドル売りが増える場面がありました。

＜トランプ米大統領＞が日本時間２４日午前、米ＦＯＸニュースとのインタビューで「できれば中国に関税を課したくない」などと述べたと伝わりました。２３日には原油価格が下がれば「ただちに利下げを要求する」と話していました。インフレ再燃によって米金利が上昇するとの見方がやや和らぎ、円買い・ドル売りが入っています。