20日、ギリシャで国際オリンピック委員会(IOC)は、2期12年の任期を終える<バッハ会長>の後任を決める新しい会長を決める選挙が行われ、アフリカのジンバブエ出身の<カースティ・コベントリー>氏が選出されています。<カースティ・コベントリー>氏は女性では初めての会長となります。
立候補したのは<カースティ・コベントリー>氏や国際体操連盟会長の<渡辺守成>氏など7人で、投票は日本時間の20日、午後11時40分ごろから始まりました。およそ100人の(IOC)委員による無記名の電子投票が行われた結果、<カースティ・コベントリー>氏が1回目の投票で過半数の票を獲得し、第10代の会長として発表されました。
(IOC)会長はこれまで9人が務め、全員が欧米出身の男性でしたが、41歳の<カースティ・コベントリー>氏はアフリカ出身として、また、女性としても初めて(IOC)のトップに就任することになりました。
<カースティ・コベントリー>氏は、2004年アテネ、2008年北京夏季五輪の競泳金メダリストで、五輪5大会に出場しました。会長選では途上国支援や反ドーピング体制の強化を訴えました。ことし6月に会長に就任する予定で、任期は8年です。