今月のテーマは「おくすりで生活は整う??」
食・排泄・睡眠etc.
今回は睡眠について。
睡眠薬は以前は脳の働きを鎮めるお薬が主流でしたが、今は睡眠や覚醒をコントロールするホルモンに働きかけて、少し時間をかけて睡眠のリズムを整えるお薬が主流になってきているようです。
市販薬もありますが、こちらは抗ヒスタミン薬(アレルギーのお薬)の副作用を利用していて、長期の利用する場合はやはり医師に相談をして、時間をかけてリズムを整えるお薬を検討していただいた方がよさそうです。
キーワード
・メラトニン受容体作動薬:メラトニンは夜の睡眠を司る夜のホルモン
・オレキシン受容体拮抗薬:オレキシンは覚醒を司る昼間のホルモン
参加者さんからは…
・お薬の副作用で一日中眠くてついダラダラ過ごしてしまう
・最近始めたお仕事が不規則でつい寝酒をしてしまう
・若い頃から8時間寝る習慣があるが最近は眠りの質が落ちている
…というような体験談がありました。
睡眠時間は年齢とともに低下するのに、布団にはいている時間は増えるとう調査結果があり、眠くなってから布団に入って、眠れていないのに布団に入る時間を無くしていくことがひとつ。
それから、あまり眠れていなくても朝の起床時間は同じにするというのも、睡眠の質をあげるコツです。
冬は日照時間も少なく、活動と休息のホルモンのバランスも崩れやすいですし、
日中の活動量も少なくなりがちです。
朝起きたら日を浴びる。朝ごはんを食べる。着替える。
それから、少し活動する予定を決めておくのも良いかもしれません。
おくすりカフェ、来月のテーマは「いつ飲めばいい?」で、頓服や飲み忘れのことを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。