ここから、ここから。
Dec
8
スタッフ木村、石井で去年みなさんとバスで行った能登町福正寺へ行って参りました。
手芸部さんの作品を済生会金沢病院で販売した売り上げとみなさんが募金箱に入れてくださった分を合わせて、坊守にお渡しすることができました。
9月にお届けする予定でしたが、豪雨と重なったためすっかり遅くなりました。
そこに建って550年になるお寺は、大きな揺れにも負けずに踏ん張っていました。
本堂で寝転がって眺めた天井絵も一枚も落ちずに華やかなまま!
とはいえ本堂は傾いていて、安全のために補修が済んでいる部分とこれからの部分もあるそうです。
(どんな感じなのか心配する声もいただいているので、許可をいただいて写真も掲載しますね)
温かいお部屋で、ご住職や坊守にお会いして、去年伺った時のことを懐かしくお話ししたり、震災以降のことをお聞きすることができ、私たちの方がホッとする思いでした。
「もう少しお寺の生活が落ち着いて、建物の安全が確保されたら、今度はもっとゆっくり過ごしにきてくださいね」といっていただき、「それまでまた時々会いにきます」という約束をしてお寺を後に珠洲市の方へ向かいました。
はなうめとしては毎月七尾に出張はなうめとしてお邪魔していますが、スタッフや賛同してくださったはなうめのプログラム講師とで珠洲市には何度かお邪魔しています。こちらはボランティアとして。
七尾も能登町や珠洲市も震災以前からのご縁です。
がんという病気もそうですが、そこから新たに積んだり崩したりしながら生活を、人との関係を、自分自身を積み直していくプロセスがとっても大切なところ。
この能登のご縁を頼りに、はなうめにできるささやかなことを、ささやかに続けていくこと。
ここから、ここから。と思いました。