勇気をだして言ってみた
Nov
30
今年で8回目になる医療情報と付き合うシリーズ。
今年も講師は島根大学の大野智先生で、テーマは昨年の学び参加者さんの声から「勇気を出して言ってみた〜その時それぞれの中に起こっていること〜」というテーマで企画しました。
大野先生からは、たとえば補完代替医療を利用したいと申し出た場合の医師の反応のパターンから、患者の思いと医師に生じているすれ違いのお話し。
患者の立場に変えてみると…
・なぜそれを使いたいか?
・それを使うことでどんな効果を期待しているのか?
ということを伝えるということがスムーズなコミュニケーションに繋がりそうです。
休憩を挟んで医師とのコミュニケーションがうまくいかない場面について、寸劇を二つみて、感じたことを近くの席の方とはなしていただきました。
【思い】
・自分にも心当たりのあるシナリオだった
・院内で相談しても主治医の耳に入るのではと心配
・結局「先生と相談してください」と言われてがっかりしたことを思い出した
・医師が思う完璧と自分が望む状態が違う
・患者から聞かないと答えてくれないものなのか?
・そもそも不安なのでつい主治医にも愚痴を言いたくなる
・いろいろうまくいかないが質問力はつけたいと思う。
【工夫】
・自分でも質問をまとめていって、しっかり聞けると医師もしっかり答えてくれる
・聞きたいことはメモに書いて受付にだしておく
・一人で悩まない、いろいろ相談していいんだと知ることで結果自分を大切にする
【寸劇を演じた先生や所長、はなうめのスタッフ、医学と看護の学生さんの感想】
・自分も患者だった頃のことを思い出した
・先生とも長い付き合いの中で関係性を作ることを心がけた
・聞きたいこと「今日は二つだけ質問させてください」とか言っていた
・患者役をしていて先生が貧乏ゆすりをしているのが怖かった。
・自分は将来医師になるが、慣れてしまってはダメだと思った
・医師と患者という関係じゃなくても、何を伝えたいのかがわからない伝え方はダメだと思った。
・医師として何を聞かれているかわからない質問だと困る。
【講師より】
・患者さん側からも声をあげるのが大事
・相談支援センターは院内であっても秘密は守られる
・投書箱は院長へ報告されて院内で検討するきっかけになる
・患者さん側からも声をあげるのが大事
・相談支援センターは院内であっても秘密は守られる
・投書箱は院長へ報告されて院内で検討するきっかけになる
・困りごとを紙に書きだして、一番困っていることを選んでみると自分自身が困っていることを整理できるし、質問力もアップする
今日初めてあった方ともスッとお話しが弾んでいて、感じたことや工夫していることをたくさん共有させていただきました。
最後は石川県立図書館の司書、水本さんから図書館での「件名」を使った本の探し方やデータベースの使い方を紹介たいだきました。
水本さんが選んで展示くださった本も手に取ってくださったり、一つのテーマをみなさんと一緒に探求できた時間でした。
皆さんにいただいた声をまとめて、また来年このシリーズの企画ができるといいなと思っています。