イエス様の祈り Prayer of Jesus
Apr
15
ヨハネ17章20--26
わたしは、ただこの人々のためだけでなく、彼らのことばによってわたしを信じる人々のためにもお願いします。
21 それは、父よ。あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな一つとなるためです。また、彼らもわたしたちにおるようになるためです。そのことによって、あなたがわたしを遣わされたことを、世が信じるためなのです。
22 またわたしは、あなたがわたしに下さった栄光を、彼らに与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるためです。
23 わたしは彼らにおり、あなたはわたしにおられます。それは、彼らが全うされて一つとなるためです。それは、あなたがわたしを遣わされたことと、あなたがわたしを愛されたように彼らをも愛されたこととを、この世が知るためです。
24 父よ。お願いします。あなたがわたしに下さったものをわたしのいる所にわたしといっしょにおらせてください。あなたがわたしを世の始まる前から愛しておられたためにわたしに下さったわたしの栄光を、彼らが見るようになるためです。
25 正しい父よ。この世はあなたを知りません。しかし、わたしはあなたを知っています。また、この人々は、あなたがわたしを遣わされたことを知りました。
26 そして、わたしは彼らにあなたの御名を知らせました。また、これからも知らせます。それは、あなたがわたしを愛してくださったその愛が彼らの中にあり、またわたしが彼らの中にいるためです。」
イエス様の祈り、この章では、イエス様の十字架にかかられる前の祈りが書かれていますが、まず初めに自分のための祈り、続いて、弟子たちのための祈り、そして、これから弟子たちを通して信者となる人たちのための祈りと続きます。今日は、最後のこれから信じる者たちのための祈り、すなわち、今日の私たちの祈りから学んでいきたいと思います。
★ 父と私が一つであるように
一つとなるという祈りは、神のデザインが私たち信ずる者たちに分与されるようにということ。
“わたしを見た者は父を見たのです” ヨハネ14:9
★ 三位一体に見られるワンネス…個別の人格、個別の存在である三者が一つである状態です。これが、私たちの神であり、私たちのリーダーシップなのです。個別の存在が一つであるには、相当の譲りあいが必要ですね。二人よりも三人の方が難しいのは、みなさん、特に女子はよくわかると思います。
① 謙遜において…互いに相手を尊敬して(ピリピ2)、栄光を互いに譲り合っている姿
② 愛において…愛が無ければ、私たちは互いに興味を持ちません。相手を知りたいと思うから、歩みよりがあるのです。知ろうとすることが愛の始まりです。
③ 喜びにおいて…あなたがわたしにいるように。。。ヨハネ六章に祈りがきかれたとき、あなたがたの喜びが満ち溢れるためだ、と書いている箇所がありますね。一人で喜ぶより、誰かと喜んだ方が、喜びが倍増しますね。「ねーねー聞いて聞いて-」と誰かに言いたくなるのも、喜びがあふれるためです。また互いの繋がりが深くなる。
④ 苦しみにおいて…イエス様は、この点において、身をもって体現してくださいました。苦しみを分かち合う時に、私たちは慰められます。イエス様は、ご自分が私たちの苦しみを体験してくださることで私たちに完全に共感できるお方であり、私たちの重荷を軽くしてくださるのです。また、旧約聖書でも、神は民の苦しみ、嘆きを聞いてモーセを遣わしましたし、私たちの罪によって悲しまれたりしました。私たちと、一つになられたいからこそ、です。
★ 父が私を愛されたように、彼らをも愛されたこと v23
ヨハネ3:16
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。For God so loved the world that he gave his one and only Son, that whoever believes in him shall not perish but have eternal life.
神は、ご自身のイエス様への愛を私たちにも広げてくださった。三位一体の三者、そして弟子たち、そして弟子たちを通して信じる者たち、そして、その愛が知られるようにと愛を広げ、全ての人を招いてくださる愛。
Inclusion
★ 愛が知られるように
〇この世が知るため
その父が子を愛した愛で、私たちをも愛してくれているということが、この世に知られるために、一つにしてください。とイエス様は祈っている。
真の伝道は、私たちが神を愛し、神に愛され、互いに愛しあい、そして、周りの人を招き入れ、周りの人たちをその愛の交わりの中に含んでいくことです。
知識を伝えることではありません。
★互いにおること…
◎信仰によって…信仰によって、私たちは天の国籍を持つ。すなわち、信仰によってイエスのうちに隠される、信仰によってキリストとともに天の位につく、信仰によって私たちはキリストの義と一つにされ、キリストの業ゆえに、義とみなされる。これは、不思議なことです。
◎愛によって…誰かを好きになったら。。。いつもその人が心の中にいますよね。デートし始めのころ、その人のことがいつも気になって、電話したりテキストしたり。結婚したら、もっと一つになりますね。よく、自分の伴侶に危険が降りかかる時、分かるというものですし、離れていても不慮の事故で命がなくなるようなことがあれば、相手は何かわかると言います。私も、エリックに驚かれるのは、なんで僕がスパゲティ食べたいってわかったのー? なんて、いう夕食に驚かれることが多々あります。愛によって、私たちは互いにおることができるのです。
★ 先週の最後の晩餐のお話し、聖餐式を思い出しますね。今日も聖餐に預かりましょう