サンマテオのYさんご夫妻と会食しました。
ここに来る度にこのお宅にお邪魔となり夕食をご馳走になるので、今回は私が近所の日本レストランに招待。
日系2世のご主人は16歳の時に、戦争中で日系人強制収容所に入れられた経験を持つ方。
そこで米国に忠誠を誓うかどうかの思想調査でNOと回答したため、日本へ強制送還されました。戦後は、進駐軍の通訳として青森県・八戸で仕事をします。12年間の勤務の後、熊本県出身の現在の奥様と結ばれて帰米します。
彼らには3人の娘さんたちがいて、それぞれ家庭を持ち、その合計8人のお孫さんと娘たちのために毎月ご自宅で誕生会を開いています。
末っ子の娘さんと私が同じ年のため、男の子のいなかったご夫妻には私を末息子のようにしてかわいがって貰っています。
いろいろお話させていただいた中で、奥様が以下に冷蔵・冷凍庫のお掃除が得意でいらっしゃるか、娘たちから賞賛されているかを知りました。
それも戦中戦後の欠乏時代を生き抜いたためであることも。
「困ったことは決して役に立たないことはない。」
「若いうちは苦労は勝手でもしておきなさい。」
そんなことを親の世代から聞かされて育ったそうです。
そういえば私の親もそんなことを私に盛んに言っていたときがありましたね。
私はこの米国に住む私の子供たちにこれを伝えることができるのだろうか。
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