念願だったニューヨーク公立図書館へ。 雑誌にその壮大さが紹介されて以来常々行って見たいと考えていた。 友人のお店がその目の前にあったこともあり、ついにその殿堂に足を踏み入れる。 正面入口ドアを抜けると、高い天井に総大理石造りの広大な空間。 ツアーの出発点の表示が目に留まるが、 確かに誰かに案内されなくては空間の威力に押し潰されそうな気配。 これに抗うかのようにして一人で探検を始めた。 ロビーからホール、階段のとにかく広く大胆な空間の構成を見れば、 図書館というよりもそこは巨大な軍隊の駐留する要塞を偲ばせる。 イスラエルへ行った時のカイザリヤにあった十字軍時代の要塞遺跡のような迫力。 ロビー真上の2階から見る天井はバチカンの天井画のようで、美術館といった感じ。 こんな場所で好きな本でも読んで気長に一日を過ごせるなら、 何とも贅沢な時間となるに違いない。