正義か赦しか
Feb
26
コプト教会の代表がイスラム国に虐殺された21人のコプト教徒について声明。
クリスチャニティトディは以下のように報じている。
「英国のコプト正教会主教が、過激派組織「イスラム国」(IS)が、21人のエジプト人キリスト教徒を斬首した動画を公開したことを受け、ISの戦闘員のために祈り、赦さなければならないと語った。
「私はキリスト教徒として、このことが私たちの義務で、なすべきことだと考えています。それほど難しいことではないと捉えています」と、アンジェロス主教は述べた。
「もちろん、私たちがなってほしいのと反対に物事が動くこともあります。しかし、キリスト教徒として、私たちは赦さなければなりません。私は、圧政下にある人々の権利を守るよう働き続けますし、自分で発言することのできない人々のために立ち上がります。しかし、それが私たちに対する犯罪という結果に至ってしまったときは、前進する道はただ一つ、赦すことです。もし私たちが赦さないなら、何を持っているのでしょうか。報復、憤り、怒り。そして、解決や終結を見ることはありません」
(引用はここまで)
IS戦闘員らに対して祈り、
赦さねばならないという……
確かに主イエスはそのように命じられた。
「自分の敵を愛し、
迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5章44節)
一方で自国民が犠牲となった報復として
エジプトやヨルダンでは即刻の空爆を行い、数多くの犠牲者を出した。
どちらの判断が正しく、
どちらの行為が英雄的で、
どちらの考えが理性的で近代的(進歩的)なのだろうか?
後日、この21人は聖人として列聖されたとの知らせがありました。