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つれづれなるままに

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潜りのタクシードライバーに捕まる

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Port Authority ... Port Authority にて
今回のホテルはハドソン河を越えてニュージャージー側に予約してある。
Port Authorityから路線バスでリンカン・トンネルにてハドソン川の川下を潜りぬけたすぐの場所

マンハッタンからは多くの路線バスが停車するはずだという見込みは外れてしまい、1時間に1本しかない。
その路線バスを探し出し、その上路線によって異なるチケット販売ブースを見つけ出すのに苦労した。

重たい二つのスーツケースを転がし、PCなどの詰まったバックパックを背負いながら、
あちこちの窓口をたらいまわし。

どこにもバスターミナル内には案内板がなく、
頼りのI phone MAPには公共交通機関の情報が突然削除されていて使えなかった。

独立した島になっている各バス停には階段を這い上るほかない。 
待ち時間は50分もある。

すでに空港に降り立ってから4時間が経過している。
これ以上時間を浪費できないので、目的地近所まで通る路線バスを運転手から聞き出してそれに乗り込む。

バス停を降りるとき、
ホテルまではかなりの距離があるのでタクシーを利用するよう運転手に勧められた。

降りてほぼ同時に「タクシー」と看板が屋根についている車がやってくる。
運転手は50代の黒人だが、盛んにスマホで誰かと連絡を取っている。

何の言語をしゃべっているのかは不明。
そのうち、30代ほどの白人男性を客として招き入れた。

その男性に近づいて、行き場を確かめると、助手席に座らせる。
後ろに座る私に一応断ってきたので、(ええ、そんな~とうろたえながらも)「オーライ」と許可を与える。

(タクシーのダブルブッキングだなんて初めてだが、彼も生活が懸かっているんだ。
多少は大目に見よう)

やがて、その白人の客と運転手は料金を巡って議論を始めた。

「16ドルだ」
「カモン、2マイルしかないんだぜ。13ドルにしてくれ」
「いや、3.5マイルはある。16ドルだよ。」
やがて目的地を確認するために停車すると、
地図を見ながら二人は議論を続けている。
「オイオイ、そんな議論は私をホテルに連れて行ってからにしてくださいよ」
私も後ろからクレームをつける。
車は再度走り出すが、二人の溝は埋まらず、
ついにその白人客は車から飛び降りた。

やがて「ついたよ」と運転手。
だかそこはホテルの広大な駐車場敷地の隣に接している道に過ぎない。

「フロントまで連れて行ってください。」

「ここがホテルだよ。ほら、看板があるだろう」
「ここはホテル駐車場の隣に過ぎない。
ロビーの入り口まで連れて行ってくださいな。
私が大きな荷物をいくつも持っているのを知っているでしょう」
「ここがホテルだってば。ほら、看板が、、、、」
彼はその一点張り。
やがて運転席から降りると後ろのトランクを開けて私のスーツケースを取り出す始末。
なんともお粗末なタクシーであることか。。

料金メーターや彼のID証書など一切は車内にないことから、
おそらく潜りでしているのだろう。

ホテル入り口付近は道路工事をしていて、
交通整理をしているパトカーが2台先方に見えた。
たぶん彼はポリスに近づくのを恐れているのでは、、、と推察。

運転免許を持っていないのかもしれない。
米国での滞在資格すらないのかもしれない。

ニューヨーク社会の現実の一端を垣間見たようである。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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