それでも走った
Jun
30
今回はオークランド空港で「走れメロス」を演じてしまった。
保安検査場を通りぬけて電子掲示板を見るとシアトル行きのフライトが遅延。14番搭乗口とある。
余裕で夕食を済ませて搭乗を待っていると、やはりいつもと様子が違う。
そもそもこれまで14番搭乗口と言う低番号へは行ったことがない。
しかもサウスウェストの特徴である30番ごとに列を作る搭乗用モニターがない。そこにはアラスカエアラインのサインがドーンとある。
きっと共同運行なのだろう、なんて考えていた。
遅延ゆえに乗り場もフライトも特別か?
念の為近くを通りかかったパイロットに聞いてみると
「ここはアラスカの乗り場」だと言い張る。
この時からパニックとなり、電子掲示板を覗き込んでみると、同じ7時台に二つのシアトル行きフライトがあったのだった!
サウスウエストは30番搭乗口。
搭乗開始が7時0分、離陸が7時30分。時に7時18分となっていた。
そこから猛ダッシュ。
「もしかすると間に合うかもしれない」
“間に合わなければ近所のホテルに一泊し、朝イチのフライトで帰ったとして午前中の礼拝時間に間に合うのか?”
“明日はシアトルのある日本人教会に呼ばれている。
もしフライトが間に合わないなら、ウーバーでこれからシアトルまで帰るか?料金は千ドルを超えるか?”
“レンタカーで帰れば安上がりだけど、13時間の走行時間以外に睡眠時間は数時間しか採れず、体調管理に自信が持てない。
こんなことで説教をキャンセルするわけには行かないしー”
こんなことが頭に通いながらとにかく走り続けた。
14番から30番への搭乗口は、ターミナルの最奥地から反対側の最奥地まで。ゆうに1キロはあったと思う。途中、息が切れてきた。
それでも走り続けた。数秒差で搭乗口ゲートが閉まってしまうこともある。
日頃ののジョギングやウォーキングはこの時のための準備だったんだ!
30番ゲートに着いてみると、まだ先頭の行列が待機していて搭乗が始まっていない。ここでも遅延となっていた。
助かった!