「麒麟が来る」
ついに始まりました。
先週第一回目を見てその感想をアップしようとしていたら既に1週間が過ぎ去った。第2回目はまだ見ていないので、その前に駄文書いてみようかと。
舞台となっている当時の世界は、応仁の乱後の荒廃した京都と戦国乱世のなんとひどい世の中であったことか。野盗による村落の襲来、殺人強盗強姦また人身売買が日常的に頻発していた時代。
ドラマも何とかそのような戦国の悲痛さを戦いの中で見せようとの努力がうかがわれる。しかし登場人物の人間味溢れる姿やその綺麗な顔立ちから、ちぐはくさを感じてしまうのは、求めすぎているのか。
この乱世を治めるヒーローが大衆から求められ、そのヒーローはキリンを連れてくると言う伝説が紹介される場面があった。
明智光秀はこれまで融通が効かない堅物、衝動的に本能寺の変を起こした精神角乱者、主人への裏切り者とのレッテルが貼られてきた。
今回のドラマでは、その乱世を終わらせ戦さのない世を造るヒーロー役として描かれるらしい。
大河ドラマはそのようなヒーロー役が登場しないと視聴率が稼げない。
この点、司馬さんがその歴史小説の中でSpotlightを当てる人物描写と似通っているように感じる。
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