【記者としての1998年の記憶は、夜中まで国会で走り回っていたことだ。不良債権で銀行が破綻(はたん)するかもしれない。不況をこれ以上悪化させないよう、政治家にどんな手が打てるかを追っていた。「夜空ノムコウ」がヒットした年である▼「貸し渋り」や「日本列島総不況」が新語・流行語大賞の上位に入り、自殺者が初めて3万人を超えた。そんな年に、夜空の向こうには明日が待っているとアイドルグループのSMAPは歌った。自分への励ましと感じた方も多かったろう▼〈ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン〉。こう歌う「世界に一つだけの花」が世に出た頃はリストラや成果主義が企業社会を塗り潰そうとしていた。先が見えない時代と人びとにSMAPは寄り添った。被災地にも足を運び笑顔を分かち合った▼デビュー25年、これほど一人一人が活躍するグループは見当たらない。テレビで見られて当たり前の時代が長く続き、熱心なファンでなくても年内解散に寂しさを覚えるのではないか▼解散の決定までには、所属するジャニーズ事務所の不透明さや芸能界で働くことの不自由さが垣間見えた。最後の番組放映でも解散についての言葉はなかった。語りたくなかったのか、語れなかったのか▼ビートルズは解散の前年に、こんな曲を残した。〈きみはその重荷を背負っていくんだ。ずっと〉。SMAPのそれぞれも同じかもしれない。荷物のなかに、いくつもの花の種があると思いたい。】
折々にSMAPのことを書いてくれる天声人語、大好きです。
67年、いやぁ~、読んだのはもっと大きくなってからだけど…
生まれてから毎日家にあった朝日新聞。
♪ありがとう♪
SoftBankも、この日だけのためにSMAPとCM契約してくれてありがとう。
AUユーザーだけど、大好きです。
♪ありがとう♪
中居君、やっぱりいい!
How cool!(*^^)v
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Posted at 2016-12-28 00:29
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Posted at 2016-12-28 16:02
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