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カイの家

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ワヤン・チェンブロン

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ワヤン・チェンブロン
 一昨日の夜は、タバナン県トゥンジュク村のブン集落で、ワヤン・チェンブロンを見に行きました。始まったのが、21時15分ごろで、終わったのが23時半過ぎていたかな。結局この日はホテルに戻ってきたのが、午前様になってしましました。
 ワヤン・チェンブロンは、近年、とても人気がある新しいスタイルのワヤン・クリッ(影絵芝居)です。スクリーンとグンデル・ワヤン4台だけで上演する元来のワヤン・クリッとは違い、すべての装置が大きいのが特徴です。大舞台をつくり、スクリーンを張り、両側にPAスピーカ、後ろにガムラン・スマランダナという大編成のガムランと女性のコーラス隊、そして、音楽のミキシングを行う音響装置が置いてあります。すなわち、語り・音楽等はすべて、マイクを通してPAを使い、さらに、稲妻の音やぶつかったり、殴ったりする効果音をたくさん使います。照明も当然オイルランプではなく、電気で赤や緑などカラフルな色を使ってとても派手です。これらを使った演出はとても素晴らしく、効果音なども専属のスタッフがいるのですが、影絵ともぴったりとあっており、すごいテクニックです。もちろん、影絵を操るテクニックも素晴らしいです。
 これらの派手な新しい技術をたくさ影絵芝居に取り入れたことがバリで受けている理由のひとつであることは間違いないですが、一番の理由は上演されている内容がとても面白いからだそうです。基本的な内容はマハーバーラタやラーマーヤナなど伝統的な物語ですが、その間に入るたくさんの漫才のような掛け合いが受けているようで、最後は、二人の漫才人形の掛け合いで終わってしまいます。チェンブロンという名前もこの最後に出てくる2つの人形の名前から取っているそうです。
 このワヤン・チェンブロンに関しては、梅田さんが「変わるバリ、変わらないバリ」という本の中で執筆しておりますので、興味のある方は購入して、読んでみてください。
 
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Toshiaki Nomura
Commented by Toshiaki Nomura
Posted at 2011-08-26 17:55

影絵もここまで来ると芸術って感じなのかな・・・。

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hiro
Commented by hiro
Posted at 2011-08-27 11:48

娯楽ですが、神聖な儀式でもあります。

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