7代錦光山宗兵衛の紫釉葡萄文花瓶である。昨日、嵐の中、自宅に届いたようだ。届くまで、ちょっと心配だったが、とても良いものであった。おそらく、1906年から1930年の間に作られたものだと思う。葡萄がパツィ・オ・パットで描かれており、その上から紫釉を掛けている。面白いのは素地も紫色であった。パツィ・オ・パットは、セーヴルが考えた技術で、ウエッジウッドなどでも有名だが、セーヴルは1900年のパリ万博にこのパツィ・オ・パットのテクニックを使用したアール・ヌーヴォー花瓶をたくさん出品した。おそらく、7代錦光山宗兵衛は、これらセーヴルの花瓶を見て研究をしたのであろう。しかし、紫色の素地に紫釉とは素晴らしい。なかなかない珍しいものだと思う。
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Posted at 2012-04-03 17:54
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Posted at 2012-04-04 17:25
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