長男の出産祝いにもらった、「うさこちゃん」のぬいぐるみである。全部で5体あり、1から5まで番号がふられている。おそらく、乳児が数字を覚えるために作られたものだと思われる。この「うさこちゃん」、現在は「ミッフィー」として知られているが、我々の頃は絵本などで「うさこちゃん」として通っていた。実はこれオランダのデザイナー、ディック・ブルーナが描いた絵本にうさぎの女の子として登場する主人公であり、正式名称はオランダ語「ナインチェ」で、1960年に英語版の絵本が出版されたときに「ミッフィー」と名付けられた。そして、1964年に日本版の絵本が出版されたときに「うさこちゃん」と名付けられたらしい。この作者のブルーナは、元々、オランダの抽象美術運動「デ・ステイル」の傾向を色濃く受け、単純明快な色とデザインによる書籍装丁などを手がけるデザイナーであったらしい。確かに「うさこちゃん」の絵本は、単純で抽象化された線と原色の色遣いとが用いられて描かれている。なるほど、当時は斬新的な絵本だったんだ。 さて、写真のぬいぐるみだが、長男の部屋を片付けていたときに出てきた。処分しようと考えたが、とりあえず、埃っぽかったので、うちの奥さんが洗濯をして干したのである。 このぬいぐるみ、長男が大好きで、お出かけの時に持っていき、ある日、どこかでひとつ(何番か忘れた)無くしてしまった。仕方がなく、ダメもとで製造元の会社に連絡を取り、無くしたひとつを購入したいとお願いしたら、なんと、タダで送ってきてくれた。というような、とても思い出深いぬいぐるみである。 いや、こう並んで干されていると、なかなかいい眺めですね。さて、どうしようかな..
Posted at 2014-10-01 00:30
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Posted at 2014-10-01 08:12
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Posted at 2014-10-01 22:24
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Posted at 2014-10-02 08:36
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