眞葛香山窯の牡丹文花瓶である。高さ27㎝ある。おそらく絵付けから見て、2代目時期の作品だと思われる。先日帰宅途中の電車の中でスマホを覗いたら、残り5分で終了だった。当初、買うつもりがなかったが、あまり金額が上がっていなかったので、ダメもとで入札したら落ちてしまった。スマホはやはり恐ろしい! さては偽物かなと思っていたが、実物が来て、たぶん本物だと思う。ただし、出品者は初代作の共箱付と記載していたが、共箱ではなく、合箱であり、高台内の銘印も「眞葛香山」の4文字だけで「製」がなく、いままで見たことがないものだった。しかし、眞葛香山の字体は、おそらく2代目時期のものだと思われる。また、花の花粉の黄色部分の絵付けが、釉下彩(アンダーグレイズ)だけであまり発色していなく、その後のイングレイズが施されていないので、おそらく完成する前に流出してしまい、共箱がないのかもしれない。まあ、お買い得な品であったと思う。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/japanese_makuzu4.html
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