熱海駅から歩いて20分のところに起雲閣があります。1919年に別荘として建てられ、1947年に旅館として生まれ変わり、多くの文豪の宿として使われました。そして、2000年に熱海市の所有となった建物と庭園です。熱海市は3回のオークションでやっと手に入れたようです。なんといっても、二人目のオーナーである鉄道王、根津嘉一郎が1932年に建てた洋館と庭園がすばらしい。上の写真の飛び出しているサンルーム部分の内部が下の写真です。もちろんこれだけでなく、内部は和洋折衷プラス中国の装飾で隅々までデザインされて見ごたえがあります。ローマ風浴室もそのままの状態で残っています。取り壊されてしまいましたが、この起雲閣には別館があったそうで、そこで太宰治が人間失格を執筆したそうです。なんで、取り壊してしまったのでしょうね。観光の目玉になったのに。
20世紀の日本は、なにも考えずにスクラップ&ビルドの時代でしたからね。本館はしっかりと維持してもらいたいですね。ここでも、地元のボランティアの人たちが一生懸命説明していました。
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Posted at 2009-05-04 15:52
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Posted at 2009-05-05 03:31
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