アンナ・スミス(Anna Smidth)
Jan
5
アンナ・スミスの1895年12月製のユニカである。ユニカとはデンマーク語であり、英語でユニーク、作家の一点ものという意味である。これはロイヤルコペンハーゲンのアーノルドクローが始めたもので、コペンハーゲンの場合、絵付け作家のサインと通しナンバー、制作年月が底の裏に染付けで記載されている。すなわち、それまでは、どの窯も陶磁器は工藝品であり、作家の芸術作品として認めていなかったのである。コペンハーゲンのすごいところは、作家ごとの通しナンバーではなく、全体の通しナンバーが記載されているところである。このアンナスミスの作品の場合、5563番目ということになる。ユニカを何年から作り始めたか定かではないが、アーノルドクローがロイヤルコペンハーゲンに参加した1885年から10年間の間に5563個ユニカが作られたことになる。
今月末にクリスチャンが住んでいるオーデンセで大きな骨董市があるらしく、彼も参加するそうである。出物があれば、また写真を送ると言ってきた。うらやましい...。
Geisler Collection
Posted at 2010-01-05 20:14
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Posted at 2010-01-06 13:43
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