昨日、近所の病院へ入院の検査結果を報告に行ったとき、待ち時間が長かったので受付に1時間くらい抜け出すことを言って、久しぶりに近くの骨董屋さんに寄ったら、なんと出会ってしまった。目に入ったとき、「えっ!」と思い、そのまま、手に持ち、裏を確認し、店の中を今一度廻って、もう2つ真葛のフィギャリンを見つけ、これら3つを持って値段交渉に入った。
帰宅して調べた結果、おそらく制作年代は1918-19年で、作家がCarl Frederik Ludvigsen、ロイヤルコペンハーゲンのユニカであった。高さは10.5cmと小さいが、グレイの縦ラインに錆色の結晶がとても美しい。昨晩は、この作家のサインを調べているうちに、ロイヤルコペンハーゲンのクリスタルグレイズ(結晶釉)に関することがなんとなく少し判ってきて、ひとつ仮説をたてることができた。ほとんどの資料がドイツ語なので、もっと深く読みこまなければならないが、面白くなってきたので、すこし検証していこうかなと思っている。
うまくまとまれば、また近代陶磁に論文を投稿しようかな。そして、来年コレクション展も予定しているので、青磁釉のクリスタルグレイズとともにこれも展示したいと思っている。
出会いは思いもしないところから突然やってくるものである。本当に!
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Posted at 2010-11-27 19:24
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Posted at 2010-11-28 15:50
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