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今朝はKUMAさんにならって、ノリタケのカップ&ソーサーです。60年から70年くらい前のものだと思われます。ブルーの部分は上絵付けです。この鷺模様は藍九谷や鍋島など日本では古くからみられるもので、私は結構気に入っています。350年前からあるとは思えないデザインですよね。いつか藍九谷の鷺は手に入れたいですね。
ひさしぶりに、ノンビリできる土曜日なので、今朝は珈琲をロイヤルコペンハーゲン、ブルーフルーテッドのC&Sに入れて飲みました。
このブルーフルーテッドのC&Sには、プレーンとハーフレースそしてフルレースがあります。プレーンが一番古く250年前から作られており、ハーフレースそしてフルレースは、120年前にアーノルドクローによってデザインされました。
写真は型番号80番のプレーンで、1900年ごろ作られたものです。プレーンが一番飲み安く、使いやすいです。残念ながら、250年前のC&Sは手に入りにくく持っていません。マイセンなら持っているのですが...
もうひとつ送られてきた誕生日プレゼントです。久しぶりに現代物を購入しました。、板谷波山という有名な陶芸家が考えた葆光彩磁という手法で造られています。西洋で近いのはマット釉ですかね。作者は、筒井廣明さんです。直径約28cmあります。
これはとても、お買い得だったと思っています。これにいろいろ詰めて、花見をしたいですね...
もうちょっと、詳しく見たい方は、こちらをどうぞ
葆光彩磁鉄線文蓋物
昨日、届いた誕生日プレゼントです。有田の源六製で昭和初期のものだと思われます。高さ15.5cmあります。羊歯の型紙を使ってうまくデザインされています。緑の釉下彩は結構珍しい。
明日も、またプレゼントが届く予定です。最近、ちょっと買いすぎかな... まあいいか。
誕生日だったし...
昨日、午前中に西洋アンティーク陶磁器勉強会がありました。今回は、3題とも釉下彩に関するものでした。写真の一番上から
1.ユーゲントシュティール期におけるマイセンのサービス
2.Grainger Worcesterの転写装飾
3.釉下彩について
で説明に使われたものです。
今回、イン・グレイズの作品があり、いかに低火度で焼成されたイン・グレイズが、釉下彩と区別が難しいか実際に確認できました。
私としては釉下彩について調べて、だいぶ頭の中で整理できたのですが、まだ、低下度釉の釉下彩とイン・グレイズが同じものなのか、それとも異なるものなのか、という疑問が残りました。もうちょっと、いろいろな文献を調べなければいけませんね。精進、精進。
午後から、勉強会の仲間たち数人と、有楽町でやっていた大江戸骨董祭へ行ってきました。こちらの報告は後日にします。
先月、オークションで手に入れた青磁蔦文花瓶です。葉の部分に青磁釉が掛けられています。不思議な花瓶です。どうやって、作ったんでしょう。文様は素地を削ったのでしょうね。そのあと、葉の部分だけ青磁釉を塗って焼成して、さらにもう一度、上から透明釉を掛けて焼成しているような感じですね。結構手間はかかっています。
前の持ち主によると19世紀末の西洋陶磁器ということでしたが、以前これと同じものがオークションに出て、そのとき、一緒に付いていた箱書きには平戸焼と書いてありました。確かに、江戸期の古平戸焼に似ているような気もします。まあ、おそらく西洋陶磁器ではないでしょう。
スウェーデンにあるロストランド窯の蜻蛉文コーヒーセットである。作家はAlf Wallanderで、1909年ごろの作品である。実はトレイがない。
昨日、銀座へ鞄を買いに行ったついでに寄った銀座ファイブにあるお店で購入した。カップはすでに6客持っていたので、ポット、シュガーそしてクリーマーだけ購入した。
このシリーズはカップ&ソーサ(C&S)はたまに出てくるが、それ以外はあまり出てこない。北欧でもノルウェーのオスロにある工藝博物館にあるだけである。ただし、こちらはティーセットであるので、ポットの形状は異なる。確か本場スウェーデンのストックホルムやヨーテボリの工藝博物館には置いてなかった。
アールヌーヴォーの陶磁器は、流行した期間が短いだけに作られた数も少ない。それだけに、もっと評価が高くてもいいのだが、なかなか認められていないのが現状である。まあ、これから、もっと研究が進めば評価も高くなってくるでしょう。
昨日届いたロイヤルコペンハーゲンの「氷岩に座る人魚」である。製作年代は1923年から1928年、作家はクリスチャン・トムセンで、おそらく1900年から1910年の間に制作されたものだ。
この人魚のフィギャリンを最初に見たのは10年前で、釉下彩ではなく白磁であった。その後、釉下彩のものも2体見た。
実は、この人魚は先日、日本のオークションで落とした。値段は外国で購入する金額の3分の1以下である。信じられない。裏に銀座にあるアンティークショップのシールと間違って書かれた年代のシールが貼ってあった。おそらく、購入した人の家族がリサイクルショップに流したのだろう。
人魚といえばアンゼルセン物語であり、デンマークを代表するテーマである。コペンハーゲン市内にある人魚像は「世界3大がっかり名所(?)」に含まれているそうだが、別に悪くないですよ。この像の原型は、世界遺産に登録されているロスキレ大聖堂内におさめられている。
写真の人魚は後姿がとても良い。後姿をご覧になりたい方は、HPにアップしてあるのでどうぞ。
氷岩に座る人魚
上の写真はビング&グレンダール(B&G)のシーガルのカップ&ソーサーである。一昨日アップした香蘭社のカモメ模様のオリジナルだ。下の写真はやはり香蘭社製のカモメ文プレートである。B&Gのカモメだけでなく、ソーサー縁周りのうろこ模様までそっくりに描いている。ただし、B&Gのように陽刻にはなっていない。
このような写し(コピー)は、1900年のパリ万博の後に行われたようである。パリ万博では一部を除き、日本の陶磁器は過装飾でデザインが古く不評だったため、その後、大日本窯業協会は陶磁器のデザインの開発に力を入れたようである。
縦幅11cm、横幅9cmの真珠貝小皿です。これはデンマークのビング&グロンダール(B&G)というメーカーが1900年頃デザインしたものです。デンマークではこれを「ash tray」と呼んでしますので、灰皿として使うのかもしれません。左のカモメ柄はB&Gのデザイナー、ファニガードが1892年にテーブルウェア用にデザインしたシーガルです。全て釉下彩で描かれており、当時はヒットしてB&Gの名前を有名にしました。
さて、実は写真の小皿は2枚ともB&G製ではありません。いずれも香蘭社製です。やはり全て釉下彩で描かれています。右のような金と銀の真珠をのせている小皿はB&Gにはありません。香蘭社独特のデザインです。この真珠の間にタバコを置けば、灰皿のようにも見えます。
当時の日本のメーカーは売れる輸出用陶磁器のデザインを模索していて、このような売れていたヨーロッパの陶磁器を一生懸命コピーしていたのです。すばらしいですね。
P.S. 真珠の金と銀は上絵付けです。
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