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昨日、静岡に行っている間に、家に3つの小包が届いた。まとめてでなく、ひとつずつ日本郵便から3回配達があったようだ。新幹線に乗っているときに、うちの奥さんから携帯メールが届いた。フランスとデンマークそして東京からの小包。いずれも陶磁器。フランスからは6日、デンマークからは3日、東京は1日で届いた。さすがにデンマークのPrioritaire Aは速い。中1日である。
写真はフランスから届いたロイヤルコペンハーゲンのクリスタルグレイズである。日本語では結晶釉という。1889年ごろロイヤルコペンハーゲンが開発した釉技で、1892年のシカゴ万博で大ブームを起こし、その後、世界の陶磁器メーカーが競って研究をして制作を試みた。作家はValdemar Engelhardt。制作年代は1895年頃。高さ14cm。
やっと、ロイヤルコペンハーゲンのクリスタルグレイズを手にいれた。ビング&グレンダールはひとつ持っていたが、コペンハーゲンはひとつも持ってなかったので、とてもうれしい!
日本にはコペンハーゲン製の花瓶のクリスタルグレイズはこれを含めて3つあるはずである。ひとつは、おそらく明治時代に真葛香山が試作するために購入したもので、現在、北海道にあると思われる。もうひとつは、口に少しニュウがあり、現在おそらく九州にあると思われる。柄は、いずれも写真と同じで青磁釉が流れた結晶釉だったと記憶している。
しかし、この流れるような釉薬の中に、わずかに現れる結晶がなんともコペンハーゲンらしく、とても美しい。この時代にしか出せない結晶釉である。
これでやっとクリスタルグレイズに関する発表も研究会でできるな。やはり、開発元のロイヤルコペンハーゲンの作品を持ってなければ、できないよね。
昨晩、音工場主催による梅田さんの出版記念パーティ「うめうめゆめうつつ」があり、ワヤン・バテル「スタソマ」が上演された。これは東京では初演。どうやら、梅田さんは、ワヤンを演じることを東京に来るまで知らされていなかったらしく、本人はかなり緊張していたようである。でも、たくさんアドリブも入り、とても面白かった。梅田さんの唄で、高田渡の「自転車にのって」と「アイスクリーム」まで飛び出し、大うけ。写真中央はちょうど「自転車にのって」のシーン。とりあえず、ハイビジョンのビデオを持っていって動画も撮ろうと思ったが、ビデオ撮影は禁止というお達しがあったので、写真を50枚近く撮った。ブログにどれをアップしようか悩んだが、とりあえず、この3枚にしました。一応、隠れながら、バリスの部分だけ動画も撮影したけどね! 「アイスクリーム」はコーン付きのソフトクリームかな...
二枚貝の花瓶を購入したときに、もうひとつロストランド窯の小さな花瓶を購入した。高さ10.5cm、約100年前に作られた。作家はNILS EMIL LUNDSTROM。二枚貝と同じように浮き出ている花が花瓶の周り3面に描かれている。とてもロストランドらしいかわいい花瓶だ。
北欧スウェーデンのロストランド窯、彩磁二枚貝文花瓶です。時代は約100年前、直径14.5cm。ひさしぶりにロストランドを購入しました。これは、もう3年以上ある業者のところにあったものです。もうひとつ同じくらいの間あった蜻蛉のトレイはやっと夏に売れたようです。こういうものは、なかなか動かないのでしょうかね。いいものだと思うのですが。
この花瓶、二枚貝が3面にあるのですが、それ以外には青磁釉がかけられています。ロストランドの青磁釉のものはお皿を1枚持っていますが、なかなか珍しいものです。
昨日の午後2時から、学芸員の解説があったので泉屋博古館分館へ「幻の京焼 京都瓢池園」を見てきました。とても、勉強になりました。瓢池園は、東京と思っていましたが、明治40年に京都へ移ったんですね。ふくべ焼ともいうのですね。この「ふくべ」という銘が、また、清水六衛兵の銘とぱっと見よく似ていました。まあ、それは置いといて、やはり、1900年のパリ万博は当時の陶磁器界にとって、とても影響が大きかったのだということを改めて認識しました。
最初に展示されていた東京瓢池園の釉下彩鯉図陶額は、釉下彩ではなくイングレイズだと思ったのですが、どうなのかな?学芸員が説明していましたが、聞いてもわからないと思ったので黙っていました。図録を見ると近代国際陶磁研究会のメンバーが協力しているので、今度聞いてみます。
東京瓢池園と異なり、窯変釉の作品が多かったのも1900年の万博の影響でしょうね。染付けの醤油さしが、かわゆくてよかったな...。
有田は富永源六製の彩磁牡丹文蓋物である。数日前にアップしたKYOTO柄の宅急便の箱に入ってきたものである。時代は大正時代。直径23cm、高さ14cmあり、大きい。これにお煮しめを山盛りにして大勢で食べるとおいしいだろう。
この釉下彩の牡丹文は富永源六のオリジナルであり、明治中ごろ大ヒットして、コピーがかなり出回った。実際、無銘でこの牡丹柄の磁器をよく骨董市で見かける。そのため、写真のようなトを風車のように3つ並べたトミ(富)のマークを生み出したようだ。以後、源六製のものには、このトミのマークが必ずついている。ただ、このマークが書いてあっても、偽物はあるので、注意したほうが良い。こちらは本当に偽物である。
鈴蘭の形をした深川製磁のキャンドルスタンドである。長さは約16cm。葉の緑の部分は上絵付け。花の部分はピンクの釉下彩に見えるが、イングレイズかもしれない。葉をクルっとまるめて、取っ手にするところなど、良く考えている。なかなか面白いデザインである。しかし、寒かったな...
ビング&グレンダール製、Effie Hegermann-Lindenkrone作、白とブルーの花文花瓶である。高さは19cm。花瓶ではなく、背の高いコンポートかもしれない。エフィーはこのような花や海藻などの浮き彫りが得意でユニカとして幾つか作っているが、人気が高く、ほとんどは美術館か個人コレクターが持っており、なかなか市場にでない。やっと、手に入れた。しかし、購入したら安心してしまったのか、1週間も開けずに箱に入れっぱなし。まあ、そんなものかもしれない。
彩磁白青花文花瓶
京都の業者さんから陶磁器を買ったら、写真のようなダンボールに入ってきました。なかなかいいですね。こういうダンボールのデザインは、全国的にあるのでしょうか。横浜はベイブリッジなのかな。
買ってしまいました。明治時期の深川製磁、富士山のお皿です。直径22cmあります。堂々としてますね。ところで、本物は、まだ、なかなか見ることができません。だから、買ってしまったのかな〜。
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